自分色に染めたいモバイル端末--シャープのタブレットPC「NetWalker PC‐T1」《東洋経済モノ奉行》
使う人を選ぶ
この製品は、万人に推奨するのはやや無理があると言えそうだ。購入して箱を開けて、すぐさま快適に使えるものでは決してない。
シャープ自らが「ＩＴスキルの高い人向け」とターゲッティングしているように、自分にとって頻度の高い用途に合わせて、本体設定の調整や外部ソフトのダウンロード、時には外付けハードの導入も必要だ。
ただ、いまやモバイル端末市場を席巻しつつあるアップル製品には、自分の用途に合わせて最適化するすきがほとんどないことを考えれば、PC-T1を手間暇かけて“育てる”のも楽しいかもしれない。
女性にたとえれば、アップル製品が「初対面から笑顔満開だが、いつまで経っても心の内を見せてくれない八方美人」であるのに対し、PC-T1は「無器用だが、ボクの好みを学び、共に育ってくれるパートナー」といったところ。要はユーザーの好みである。
（奉行：杉本 りうこ ＝東洋経済オンライン）
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