関西国際空港の挑戦[3]--免税店エリアが大変身、意外な売れ筋とは?
関空の周囲には、大阪湾ベイエリアを中心に、電機や電子、太陽電池やリチウムイオン電池などの産業が集積している。景気の底打ちとともに、今後こういった産業の貨物需要増が見込まれる。
また、関空からの輸出額の6%、輸入額の26%を占める医薬品も注目に値する。関空では、国内空港で初となる「医薬品専用共同定温庫」を9月に稼働。厳密な温度管理が求められる医薬品の貨物をさらに取り込む狙いだ。
「アジアのゲートウェイ」「国際貨物ハブ空港」を標榜する関空は、その旗印に沿った中期戦略を着実に遂行している。だが、関空には有利子負債1兆円超、という財務問題がどっしりと横たわる。この根本問題をどのように解決するのか--。
本シリーズ最後となる第4回のレポートでは、企業体としての関空のゆくえを検証する。
(梅咲 恵司 =東洋経済オンライン)
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