「黒ラベル」はなぜ「スーパードライ」の後塵? <動画>サッポロビールの戦略に物申す!
「大人エレベーター」のテレビCMでおなじみの「サッポロ生ビール黒ラベル」。言わずと知れた、サッポロビールの看板商品だ。
この黒ラベルを愛してやまないのが、ネットニュース編集者でPRプランナーの中川淳一郎氏である。
「毎年50万~60万円をサッポロビールに投下していて、さらにサッポロの株を2000株買っちゃった」(中川氏)というほど、熱狂的なサッポロファンなのである。
なぜシェアが低いのか
しかし、サッポロのビール業界における存在感は今ひとつだ。ビールの国内シェアは、アサヒ37.6%、キリン34.8%、サントリー14.7%に対し、12.0%(2013年度実績)。大手4社のうち、最下位だ。
もともと4番手だったわけではない。サッポロは1961年以降、長らくキリンビールに次ぐ2番手に付けていた。ところが、アサヒの「スーパードライ」が大当たりし、1989年には3番手に転落。さらに2008年には「プレミアムモルツ」がヒットしたサントリーにまで逆転されてしまい、4番手に転落してしまった。
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