映画以外に写真や雑誌も将来は3D化されるはず--ドリームワークス・アニメーションCEO/映画プロデューサー ジェフリー・カッツェンバーグ

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小


■つねに110%の努力をしてきた

--ご自身の有名な発言に、「ディズニーは子供と、大人の中にある子供心に向けて映画を作るが、ドリームワークスは大人と、子供の中にある大人心に向けて映画を作る」というものがあります。ディズニーと正反対のコンセプトをとる理由は?

「子供と~」は、ウォルト・ディズニーがつねに語っていた理念だ。ディズニーが製作したどの映画にも、この理念が反映されていた。

私はこの理念を愛していた。だが、16年前にディズニーを辞めてドリームワークスを設立したときに、ディズニーとは違う、新しい理念を考えようと思った。ディズニーのまねとは言われたくなかったからだ。

最初の何作品かで試行錯誤しながら、ようやく生まれた基本理念が、あなたが指摘した「大人と~」だ。『シュレック』をはじめ、ドリームワークスが作ったアニメをご覧いただければおわかりのとおり、ウイットに富んでいて、テーマもアイデアも複雑なものが多い。それに、ここでいう大人とは、「自分たち」という意味でもある。自分たちが楽しめる映画を作るのが大前提だからね。

--最新作の『ヒックとドラゴン』は、ディズニー的な感じがしますが。

確かに『シュレック』のような皮肉っぽさは影を潜めた。でも今は年に3本も作っているから、バラエティに富んだものにしないと。

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事