悩み・いじめ「子どものSOS」見逃さない質問のコツ 異変に気づいた時、注意が必要な「ある言葉」

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

親子の対話が大事だと思っても、子どもが保育園や幼稚園、学校での話をしてくれない、とお悩みの親御さんもいらっしゃるでしょう。

そんな時は、

● ピンポイントのシーンについて具体的に質問する

● 親御さん自身が日常の出来事を話す

というのもよい方法です。

たとえば、「学校どうだったの?」と漠然と質問すると答えにくい子どもも、「お昼休みは何をして遊んだの?」とか「給食は何が出たの?」などとポイントを絞って質問すれば、具体的に答えやすくなります。

また、親御さん自身が、「今日は急に雨が降ってきて、お洗濯ものを濡らしてがっかりしたよ」などと日常のささいな出来事を言葉にしていくと、子どもにも対話の習慣がついてきます。

暮らしの中での親子の対話は宝物の時間です。

その日あったことを話し合う時にも、「どんな気持ちがしたの?」「どうしてそう思ったのかな?」などと子どもの感情や、その理由を言葉で表現する経験も大切にしてみてください。

悩み事、トラブル、いじめ……「SOSを見逃さない」聴き方

お友だちとケンカをしたり、習い事でつまずいたり。

子どもの悩み事が発生した時は、親御さんの「耳つき救急車」の出番ですね。

「救急車」ではありますが、轟音のサイレンは鳴らさずに。

そっと近づいて、大きな「耳」で「キャッチに集中」を思い出しましょう。

子どもが困っている時ほど、「解決してあげなきゃ」と思うのが親心というものですが、ここは「子どもの成長の時」かもしれません。

心に浮かぶ「大人なりの解決法」をぐっとお腹の中にしまって「そっか」「そうなんだね」「どうすればいいと思う?」と子どもの気持ちに寄り添いましょう。

安心できる場が守られれば、子どもは親の予想を超える事態を語り出すこともあります。

少しまとまった時間を取り、おへそを子どものほうに向けて、じっくりと。

問い詰めることなく、子どもが話しやすい温かな雰囲気を守ってください。

次ページ異変に気づいた時、要注意の言葉は
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事