いつも何かモノを「もらえる」人の意外な共通点 持ちすぎていた私が「もらう名人」になった理由

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だってちょっと考えてもみてください。

例えばある日の夜。

珍しく外で1日仕事があり、夕方にややヨレヨレになって帰宅してみれば……なんと、ドアノブに紙袋がブラーンとかかっているじゃありませんか! 中を見たら、なんと揚げたてホカホカの天ぷらがっ!(←実話)

……てなことが、数日に一度は勃発しているわけです。

もうほとんどね、親切な妖精に囲まれて生きているような感じです。っていうか、これはまさしくあの、子供の頃によく見ていた「日本むかし話」ではないか?

そう「正直者のおばあさんはいつまでも幸せに暮らしましたとさ」というやつだ。良い行いを身につけたものには、半永久的に幸せが保障されているという、子供心にもそりゃさすがに作り話だろうとしか思えなかった教訓的ストーリー。

でも今になってみれば、あれはもしかすると、作り話でも眉唾でもなくて、実は本当のことだったんじゃないかと思うのである。心がけ次第、やり方次第で、誰でもあの「正直者のおばあさん」になれるのだ。

まずは「あげる」から始まる

というわけで、ここからはいよいよ、そのための最後のポイントをお伝えしたい。この「卒業論文」ともいうべきゴールテープを切ることができたなら、あなたには間違いなく新しい人生の扉が開かれるであろう。何度も言うが、お金だけに頼って暮らす生き方から脱却できるかどうかは、これからの「金のない」時代を真の意味で元気に生き抜くために絶対に欠かせぬスキルである。

となればまずはやってみること。小さな一歩を踏み出すこと。いつの日か、それがあなたの人生を救う大きな転換点だったことに気づく日が必ず来るはずだ。

で、改めて、これまでの復習であります。

・まずは「あげる」ところから始めること。

・あげるのはモノでなく言葉でもオーケーなこと。

・モノをあげる場合は、相手をよーくよーく見ること。

・さらには「もらっていただく」という姿勢を忘れないこと。

――ここまで来ればもう「あげる」に関しては完璧といえよう。

で、そうなればもう、これといった行動を起こさずとも自然に「もらう」がスタートするのだ。

次ページ「あげる」より「もらう」ほうがラク?
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