2022年こそ始める「投資信託」超初心者向けに説明 普通預金と投資信託では20年後に大きな差

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マネー初心者が気をつけるべき「投資信託」の注意点とは?(写真:beauty-box/PIXTA)
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マネー初心者は株や不動産投資などに手を出しても失敗するのがオチ。
新著『お金の増やし方』では、誰でも始められる「お金の増やし方」を、FPの西山美紀さんが解説しています。
西山さんによると、まず取りかかるべきは「スマホや光熱費などの現状を見直して、安い会社やプランに乗り換える」「ふるさと納税、医療費控除などのお得な制度をしっかりモレなく利用する」「積立投資やつみたてNISAなどのほったらかし投資にトライ」という3つのアクションだといいます。
本稿では、同書から一部を抜粋・再構成しお届けします。

少額から始められる「投資信託」

今回は、ほったらかしでできる「投資」を紹介します。初心者でも、知識や大きなお金がなくても始めやすいのが「投資信託」です。投資のプロに運用をおまかせできる商品で、「ファンド」や「投信」とも呼ばれます。

もし、個人で「株」に投資する場合、どの企業の株にするか、いつ買うべきかに頭を悩ませたり、大きなお金が必要だったりします。その企業に問題が起これば損をすることもあるでしょう。とはいえ、1人でいくつもの株を買うのは初心者にはハードルが高いですし、世界中の株を買うのは至難の業。ですが、投資信託ならこれらが解決します。多くの投資家から集めたたくさんのお金をプロが運用するので、たとえ1人が出すお金が100円でも、世界中の株に投資することもできるのです。国内外の株や債券などに幅広く分散投資することで、何か損失が出たとしても、一つの企業の株を買うことに比べてダメージは抑えられます。つまり、リスクが抑えられる仕組みなのです。

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