2022年こそ始める「投資信託」超初心者向けに説明 普通預金と投資信託では20年後に大きな差

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初心者がほったらかしで投資するのにおすすめなのが「投資信託」だとお伝えしましたが、「いつ買ったらよいか」と二の足を踏む人も多いでしょう。また、できるだけ少額から始めたいという人もいると思います。

そんな人におすすめなのが、投資信託を積み立てで買って、長期で続けていくこと。毎月同じ金額で同じ投資信託を買っていく「積立投資」は、一度申し込みをしたあとはほったらかしでも、毎月自動で買い付けがされます。運用のプロに投資・運用をおまかせできるうえ、投資先や買う時期を分散させることでリスクを抑える効果があり、「長期分散投資」が自然にできます。

さまざまなサービスの「乗り換え」によって浮いたお金や、10年以上使う予定のないお金といった余裕資金で挑戦してみましょう。一部のネット証券では月100円の少額から始められるので、まずはお試しで始めてみるのもおすすめです。

積み立てで投資信託を購入していく方法

一度申し込みをすると、毎月同じ金額で同じ投資信託が自動で買い付けされます。少額から始めても、ほったらかしでも、階段を上るようにお金が増えていきます。さらに運用によって利益が出れば、その増えたお金と積み立てた元本と合わせて運用される「複利効果」で増えるスピードがアップ。ときにはマイナスになっても、安い時期に自動的に買い付けされ、長期で考えればお金が増える可能性があります。

[例]月2万円を20年間
平均利回り3%の投資信託で積み立てた場合

元本2万円× 12カ月× 20年間=480万円
元本 + 平均利回り3%での運用収益 金額656万6040円

元本 + 運用収益  元本
656万6040円 - 480万円 = 176万6040円

20年間で176万6040円
プラス!

※金融庁HPの資産運用シミュレーションにて試算。手数料や税金を考慮せず。将来の運用成果を予測し、保証するものではありません。また特定の金融商品の取引を推奨し、勧誘するものではありません。

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