気象予報士が解説「冬将軍」が使われる意外な基準 「ZIP!」出演のくぼてんきが冬の天気を語る
雪は雨と同様、空気中の水蒸気が上空で冷やされてできた雲から降ってきます。上昇気流のパワーが弱まったときや、そのパワーに雲の重さが勝ったときに、上空の温度が低かったり、地上付近の気温が低かったりすると、氷の粒がとけずに「雪」として降ってきます。
気温が-15℃以下で風が弱いときは、空気の中の水蒸気も凍り、「ダイヤモンドダスト」が見られます。氷の結晶が太陽の光に照らされ、キラキラととても美しいそうです。冬の北海道なら、条件がそろえば見られるチャンスがあります。一度は、見てみたいです
ホワイトアウトには要注意
ホワイトアウトとは、雪や霧によって目の前が真っ白になり、何も見えなくなってしまう現象のこと。雪国で強風の日に起こりやすく、降っている雪が飛んでくるというよりも、積もっている雪が風で巻き上げられて起こることが多いです。
風に巻き上げられやすいのは、気温が低いときの乾燥した雪。そんな雪が積もっているときに、低気圧が近づいて風が強くなってきていたら、天気予報でも「猛吹雪によるホワイトアウトに気をつけてください」と注意をします。
ホワイトアウトが起こったときに危ないのは、自動車の運転。何も見えなくなってしまうから、追突事故が起きたり、動けなくなって立ち往生してしまったり……。
ホワイトアウトの予報が出たら、不要不急の外出は控えるのが最善。どうしても外出しなければいけないときは、水や食料、携帯トイレ、毛布などの防寒具といった車中泊の準備を必ずするようにしてください。
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