スタバとタリーズ「超人気福袋」に見た流儀の違い 日本の風物詩に注力「店に来てほしい」思いは共通

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すべての中身は公表していないが、同社公式サイトの「スターバックス福袋2022」には概要が記されている。昨年に続いて「コーヒー豆引き換えカード」があるようだ。このカードを店に持っていけば、定番17種類の中から好みの豆が選べる。

「スターバックス福袋2022」には大小のトートバッグも入っている(写真:スターバックス コーヒー ジャパン)

「コーヒー豆に加えて引き換えカードを同封することで、店のパートナー(従業員)と対話しながら豆を選べます」(同)。これもコネクションなのだろう。

同社は2018年から事前申し込み「1人1個」の抽選制に切り替えた。それ以来高倍率が続く。前回からは全品オンラインストアのみで販売。今年も受付直後から申し込みが殺到した。

本稿執筆時は、すでに応募→当選発表を経て、購入手続き(12月6日まで)も終了。当選して購入申し込みを終えた人は、年明けの商品到着を待つだけになった。

タリーズは「4000円」「6600円」「1万円」を用意

一方、4000円から1万円まで3種類の福袋(ハッピーバッグ)を用意するのがタリーズだ。中身もすべて公開しており、次の内容となっている。

福袋の商品設計の責任者も務める後藤護さん(写真:スターバックス コーヒー ジャパン)

・「4000円のハッピーバッグ」
(1)オリジナルトートバッグ(カラー2種類から選択)、(2)ブラジル ファゼンダ バウ(150g/粉)1袋、(3)グァテマラ アカテナンゴ(150g/粉)1袋、(4)ドリンクチケット5枚、(5)エスプレッソシェイクキャンディ1缶、(6)干支ミニテディ(トラ年)1個(3種類のうちいずれか1個)

・「6600円のハッピーバッグ」
(1)オリジナルトートバッグ(モスグリーン×チョコブラウン)、(2)ブラジル ファゼンダ バウ(150g/粉)1袋、(3)コスタリカ コーペ ドータ(150g/粉)1袋、(4)シングルサーブ オリジナルブレンド(4P)、(5)ドリンクチケット8枚、(6)キルティングマルチケット1枚、(7)ステンレスコーヒータンブラー1個(カーキorアイボリーのうち1個)

・「1万円のハッピーバッグ」
(1)オリジナルペーパーバッグ、(2)ブラジル ファゼンダ バウ(150g/粉)1袋、(3)コスタリカ コーペ ドータ(150g/粉)1袋、(4)ブルンジ レッドブルボン100%(150g/粉)1袋、(5)グァテマラ フィンカ エル リモナール(150g/粉)1袋、(6)エチオピア デベカファーム(150g/粉)1袋、(7)ドリンクチケット15枚、(8)オリジナルトライタンサーバー1個、(9)ステンレスボトル1個

なぜ、ここまで充実した内容にしているのだろうか。

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