4代目までは僕が直接育てる[下]

孫正義・ソフトバンク社長が激白60分!

こうした経営を意図してやっている会社って、まずなかなかないでしょう。僕が経験してきたリスクに対する対応の仕方や、成長戦略のための駒の打ち方などを可能なかぎり直伝していく。

「たまたまうまくいく」は長く続かない

――300人のうち270人は社員から選抜します。すでに社内メンバーは固まっていますか。

いや、僕が選ぶわけではない。基本的にはまず立候補。社外から選ばれる残りの30人はこれから半年かけて選んでいく。なるべく具体的なテーマでそれぞれがプレゼンを行い、相互に評価し合う。剣道の掛かり稽古のようなものを進めていき、1年に1回、下位の10%は自動的に入れ替えていく。

――日本の大企業では、前社長からの突然の打診で驚き、しばらく悩んでから受諾することが多い。

僕はね、その時点でその会社は終わっていると思いますよ。大体、社長就任後のあいさつで「図らずも社長を拝命いたしまして」なんて言う人がいる。その時点で、もうその会社は駄目。図らずになるというのは、そもそも心の準備も態勢も何もできていないということでしょう。

300年成長し続けるためには、これではもたない。だからリーダーの育成はものすごく重要。結果論でたまたまうまくいくというのは長く続かない。大企業病になって、社長就任時に「図らずも」と言い、退任時に「無事大過なく」と言うようになる。こうなってしまったら、もうどうしようもない。

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遅々として進まなかった地銀再編。しかし菅義偉首相は明確に踏み込みました。全国の地銀はどう動くのか、現状を徹底取材。今後起こりうる地銀再編を大胆予測。さらにビジネスモデルや行員の働き方にも注目し、地銀が生き残る道について探りました。

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