「そろそろ親が心配な人」に教えたい介護の超初動 親が突然倒れて「介護突入」の前に知っておこう

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(まんが:上田 惣子)

親をささえる地域の仕組み

介護保険とは、誰もが安心して住み慣れた地域でその人らしく暮らし続けられるように支援する社会保障制度の1つです。介護保険のサービスは下記の通り多岐にわたり、1~3割の自己負担で利用できます(負担割合は前年の所得によって決まります)。

一方、要介護状態となっても、住み慣れた地域でその人らしく暮らし続けることができるように地域内で助け合う体制を「地域包括ケアシステム」と言います。これは、地域の実情に合った医療・介護・予防・住まい・生活支援が一体的に提供される体制を目指しています。介護保険制度と医療保険制度の両分野から、高齢者を地域でささえていくものです。

そして、地域包括ケアの実現に向けた中核的な機関として、自治体では地域包括支援センターを設置しています。

介護保険で受けられる主なサービス
・ 自宅に訪問してもらって受けるサービス(訪問介護、訪問入浴など)
・ 施設に通って受けるサービス(デイサービス、デイケア)
・ 短期間の宿泊サービス(ショートステイ)
・ 住環境を整えるサービス(福祉用具の貸与・購入費支給、住宅改修費の支給)
・ 施設で生活するサービス(介護保険施設、特定施設など)
・ 地域密着型の施設を利用するサービス(グループホーム、小規模多機能居宅介護施設など)

それぞれのサービスは組み合わせて利用することができます。そのプラン(ケアプラン)を一緒に考えてくれるのがケアマネジャーです。

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