冬も好調なハーゲンダッツが限定品を連投する訳 「今だけ」を楽しみたい消費者は多い

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秋冬の期間限定品をミニカップや片手で食べられるアイスクリームで訴求する(写真:ハーゲンダッツ ジャパン)
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繁華街を歩けば12月らしいイルミネーションとなった。以前の師走の盛り上がり感はないが、外食店の予約も戻りつつある。

コロナ禍が続き、「飲食の景色」は様変わりした。通勤しない在宅勤務が浸透した結果、出勤時のランチ外出や、仕事仲間や取引先との夜の会食が激減したのはご存じのとおりだ。それが復活してきたが、この2年で増えた自宅での飲食=内食を楽しむ人も多いだろう。

在宅の息抜きで選ばれる食品にアイスクリームがある。最需要期は7月と8月だが、長年にわたり12月に最も売れるブランドが「ハーゲンダッツ」(ハーゲンダッツ ジャパン)だ。

定番品以外に、春夏と秋冬に期間限定品(以下、限定品)を発売しており、「今度はどんなフレーバーが出るのか?」を楽しみにしている人も多い。

なぜ限定品を積極的に投入するのか。ブランドの責任者に聞きながら消費者心理を考えた。

繁華街ではにぎわいも戻ってきた(筆者撮影)

「ミニカップ」「限定品」が売れるのは日本市場だけ

「グローバルで事業を展開するハーゲンダッツの中で、日本は特殊な市場です。ミニカップが売れることと期間限定品が人気だからです。海外はパイントと呼ばれる473mlの大容量が主流で、新商品もパイントで発売されるケースが多いと聞きます」

ハーゲンダッツ ジャパンの黒岩俊介さん(マーケティング本部マネジャー)はこう話す。

2020年度の同社売上高は約480億円。今年度は11月時点で「対前年比110%」と伸びた。特に限定品が好調なのが大きいという。

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