激動2021年「視聴者に刺さったCM」納得の共通点 「withコロナ」で奮闘する人々を励ますCMに支持
CM総合研究所は消費者3000人を対象とした月例CM好感度調査に基づき、優れたCM展開で業績の向上に貢献した「消費者を動かしたCM展開」130銘柄を発表した。また、そのうち「時代性」「話題性」「影響力」に優れ、本年度を象徴する17銘柄を「消費者を動かしたCM展開 特別賞」に決定した。
若年層に支持された「イカよけダンス」CM
今回は同賞より、2ブランドのCMを紹介したい。
まずひとつ目は日清食品『カップヌードル』。早見優の『夏色のナンシー』のメロディーで「♪イカかな?」などと繰り返す歌をBGMにしたアニメーションCMがヒットし、2020年11月度にはカップヌードルブランドとして23年ぶりのCM好感度総合1位に輝いた。
このほか、天井や壁などから飛んでくるイカをよけながら踊る人物を描いたアニメーションCMも好調でブランドのスコアを牽引。また分割された画面で8商品のCMを同時に流す作品や、“チーズ星人”が自身の頭を削るCM、SNSで話題となった人物やキャラクターなどをモチーフとしたキャッチーな作品を次々に展開し、若い世代を中心に高く評価された。
同社によると発売50周年を迎えたカップヌードルは4期連続ブランド最高売上を更新中で、さらに100年続くようなブランドにすべく、主に次世代ユーザーとなる若年層に向けてカップヌードルの“選べる楽しさ”をバリエーション商品などのCMでアピールしたという。
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