先日、ミュージカル「ビリー・エリオット」を観ました。小・中学生の親子連れが目立ちましたが、もちろん、ほとんどは大人の観客です。あまり詳しくはないのですが、日本では小・中学生も大人も一緒に、感動の涙を流せる劇や映画はどのくらいあるでしょうか。
「ビリー・エリオット」は貧しい炭鉱労働者の父親と長男のストライキ、バレーダンサーを夢みる次男の価値観を受け入れられない父親と長男、かなえてあげるとしてもそこに立ちはだかるおカネの問題、幼くして母親を亡くし(母親は幻で登場)、痴ほう症の祖母が同居している家庭環境、という具合に、一見、子供には難しいと思われるテーマを扱っています。
私の前の席の親子連れ2組5人は、何度もオンオンと泣き、涙をぬぐうのに大変な様子でしたので、いずれのテーマも子供にもよく理解できていたことが私にも伝わってきました。そしてこのようにしてこの子たちは親のありがたさ、兄弟の情、おカネは当たり前にあるものではないこと、夢を追いかけることの意味などを感じ学んでいくのだなぁと思ったのです。
小学生高学年くらいの主役の少年のタップダンスが、相当、練習を積んだことがわかる見事なものだったのですが、インタビューを受けた観客の少女が、「このように同じ年の子が頑張っているのだから、自分も(別の分野だが)もっと頑張れると思いました」とスラスラと答えるのです。「本物をみる」ということは+アルファの効果も大きいようでした。
親子で感動の共有を
西原様、親子で農業体験を継続してできる環境など、羨ましいかぎりです。今、その効果は下のお嬢様には一見、現れていないように見えますが、喜んで手伝っておられるだけでも大きな収穫を得ておられるように私には映ります。将来いろいろな形で、この体験はお嬢様がたの宝となるはずです。
その他、映画やビデオ、本や体験などさまざまな楽しい方法で親子で一緒に感動を共有していく中で、挨拶や感謝の気持ちは伝えないと伝わらないこと、言葉は家族間でも下手に使うと人間関係をこじらせるものであること、気の毒な人には何もできない場合でも寄り添う心を失わないこと等々を、機会あるごとにタイミングよく伝えていってはどうでしょうか。同時に美しいものを見たときや感動した話には、一緒に思いっきり感動しあうこともお忘れなく!
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