DCIで測った「都道府県別デジタル度ランキング」 2021年には地方で進展し、地域間格差が縮小

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DCIの高低と地理的な分布の関係性をわかりやすくするために、DCIを高い順から単純に4区分して地図上に色分けしたのが下の図だ。デジタル度が最も高い第1グループは、首都圏から中京圏、京都、大阪と地理的にもつながっていて、その周辺に第2グループが存在する。第3グループはさらにその周辺にひろがり、第4グループは北海道・東北(宮城県を除く)と山口県、および九州の3県(大分県、熊本県、鹿児島県)が該当している。

DCIの4つの構成要素のスコアをグループ別にみると、すべての構成要素について第1グループのスコアが一番高く、第4グループのスコアが最も低い。そして第1グループと第4グループの差が最も大きいのは「コネクティビティー」である。コネクティビティーには、有線・無線通信インフラの整備度に加えて、市民がPC、スマホ、タブレットなどの情報端末をどのくらい保有しているか(アンケート調査より把握)が反映されているのだが、2021年7月時点において、日本国内のデジタル格差が最も大きい領域は、コネクティビティーということになる。

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