「失敗を引きずる人」にありがちな考え方の正体 「結果目標」ではなく「行動目標」に変換しよう
「結果目標」とは、「今月の売上目標◯◯万円」「企画を○本通す」「資格を取得する」といった結果を重視した目標のことです。
一方の「行動目標」とは、結果を出すために必要な具体的行動にポイントを置いた目標です。営業の例で言えば、「今月10件成約する」が結果目標で、「毎日30件電話する」「1日1件既存顧客を訪問する」「週に200通ダイレクトメールを発送する」というのが行動目標になります。
結果目標には、マンネリ化を防ぎ、緊張感を保つことができるメリットがあります。仕事がうまくいっているときは、結果目標を意識することで、よりよい成績をあげられる可能性が高まります。しかし、失敗が重なったとき、もしくは外的要因で目標が達成できないことが続くと、ストレスや不安を感じやすくなり、行動が止まる原因になります。
一方、行動目標は、成果、結果と関係なく、自分で決めたことをやればいいだけなので、失敗することが格段に減ります。
ストレスや不安を感じにくくなるので、思うような結果が出ないときは、次の例のように、結果目標を確実に実行できる行動目標に置き換えていくと、モチベーションを落とさず、結果を出すための行動に着手することができるようになります。
・企画書を完成させる → 企画書の書けるところだけを埋めてみる
・転職する → 転職エージェントに3つ登録する
・夏までに5キロ痩せる → 毎朝30分散歩する
・毎日ブログを更新する → ブログのタイトル案を3つ書き出す
・部屋を片づける → 使っていないものを10個捨てる
・TOEICで800点を獲得する → 過去問を10問解いてみる
思うように成果が出ないときは、結果にこだわるのをやめ、行動にフォーカスしてみましょう。
なお、行動目標にフォーカスして、結果が出るようになったら、再び結果目標にもフォーカスしてください。行動目標ばかりを意識し続けると、今度は仕事がマンネリ化してしまうからです。
「行動目標」と「結果目標」の両方を設定して使い分け、モチベーションの低下を防ぎましょう。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら