日韓がタブーにする半島の歴史 室谷克実著
日本列島の倭人は古代、朝鮮半島の人々から稲作など先進文化を学びながら、国を発展させてきた。本書は、誰もが常識とするこの定説に真っ向から異議を唱える。
ジャーナリストである著者は、半島に伝わる最古の正史『三国史記』、中国の正史『隋書』などを丁寧に読み解きながら、半島を初めて統一した新羅の基礎づくりを指導したのが倭人・倭種であり、新羅も百済も倭国を文化大国として崇(あが)めていたと分析。考古学の新しい成果や、DNA分析を駆使した植物伝播学でも裏付けられる、とする。
異論にとどまる背景には、韓国に「超夢想的朝鮮民族絶対主義史観」が流布しているからで、それは国定歴史教科書にまで及んでいるという。
新潮新書 756円
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