カローラクロス対CX-30ベストサイズSUV徹底比較 実用性の高いトヨタか、高級路線のマツダか?

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CX-30搭載の次世代ガソリンエンジン「SKYACTIV-X 2.0」(写真:マツダ)

ただし、ガソリン車では、2WDのみのカローラクロスがWLTCモード総合14.4km/Lで、‪15.4~16.2km/Lを発揮する‬CX-30の2WDが勝る。とくに6速MT車は、発進時などに適度なアクセルワークさえ心掛ければ、燃費はかなりよくなる。ちなみに、CX-30のディーゼル車はさらによく、WLTCモード総合で18.7~19.4km/L。カローラクロスのハイブリッド車ほどではないが、かなりの好燃費だ。ディーゼル用の軽油は、昔ほどの価格差ではないが、ガソリンと比べれば給油代は比較的安い。日頃、自動車での移動が多いユーザーであれば、燃料代の面では特にお財布に優しいといえるだろう。

ユーティリティ性能の違い

カローラクロスのハイブリッド車は、装備面でも優れた面が多い。まず、スマートキーを携帯していれば、リヤバンパーの下に足を出し入れするだけで、手を使わなくもテールゲートの開閉ができる「ハンズフリーパワーバックドア」を装備する。CX-30にも同様の装備「パワーリフトゲート」を採用するが、こちらはスマートキーなどのスイッチ操作が必要。荷物を両手に抱えているときでも、すぐにテールゲートを自動で開けられるという利便性でもカローラクロスは優れている。ただし、CX-30が20S(ガソリン車のエントリーグレード)を除く全車に標準装備するのに対し(ハイブリッド車のスマートエディションはオプション)、カローラクロスは最上級グレードのZには標準装備だが、中級グレードのSはオプションとなり、エントリーグレードのGやG“X”(ガソリン車)には設定がない。CX-30のほうが、より幅広いグレードに対応しているといえる。

ヤリスクロスの非常時給電システム付のアクセサリーコンセント(AC100V・1500W)(写真:トヨタ自動車)

また、カローラクロスには、「アクセサリーコンセント(AC100V・1500W)」と「非常時給電モード」をハイブリッド全車にオプション設定する。車両駐車時に「非常時給電モード」にすれば、車載バッテリーを電気ポットやドライヤーといった家電製品の電源として使えるシステムだ。停電などの非常時に使えるほか、キャンプなどのアウトドアでも役立つ。CX-30にはこういった装備はなく、大容量バッテリーを搭載するハイブリッド車ならではの強みだといえるだろう。

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