日本人が驚く「台湾」のハードすぎるゴミ捨て事情 ゴミ収集車が来たらダッシュで外に出る
ダッシュしすぎて、転んでいる人をよく目にするほど危険ですし、ダッシュだけでなく、自転車やバイクなどに乗ってゴミ収集車を追いかけてきているツワモノを目にしたこともあります。
また「決められた時間」と言っても、日本のように誤差なくやって来てくれるわけではないので、このゴミ出しのために毎日スケジュールをあけておかなくてはなりません。
しかも台湾は暑い国なので、1日でもごみ捨てができないとすぐに傷んでしまい、臭いが発生したり、虫発生問題が起こるので、必ず成し遂げなければいけない毎日のタスクなのですが、会社勤めをしている方にとっては、このゴミ出しが結構大変なルーティンです。
台湾のゴミ捨ては生ゴミの分別が重要ポイント!
台湾も日本と同じく、ゴミの分別ルールがあります。大きくは「一般ゴミ」「資源ゴミ」「生ゴミ」の3種類。そして、いちばん驚いたのは、「生ゴミ」の分類ルール!
生ゴミは「養豚用」と「堆肥用」2種類の分別
生ゴミは生ゴミでも、その中でもまた2種類に分けられます。1つは「養豚用」、もう1つは「堆肥用」に分けて回収されます。
「堆肥用」:果物の皮、食材の殻、骨、コーヒーや茶の出がらし、豚の餌にならないものや腐敗した食材
生ゴミをさらに豚が食べられるか食べられないかで分類して、「養豚用」の食材にリサイクルしています。生ゴミに一般ゴミなどほかのものを混ぜてしまうと、罰金1,200~6,000元(約4,800~24,000円)が課される場合もあるそうです。
私が今住んでいるところは幸運にもマンション住居者専用のゴミ捨てがありゴミ収集車を追いかける状況には直面していないのですが、日本人の友人が引っ越し先を見つける際、真っ先に「ゴミ捨てがあるマンション」を条件にして、物件を探していた気持ちを心底理解できます。
台湾で2児(ともに男児)の子育て真っ最中。国際線CA→大手スポーツメーカーの人事を経て台湾移住。現在はフリーランス人事として仕事と育児のバランスを模索中。
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