身近な起業を支える創業融資、創業保証

アドバイス、情報提供の仕組みも充実

余談になるのですが、最近では創業計画書のようなビジネスプランを作る際に便利なマニュアルも出ています。「ビジネスモデルジェネレーション」(日本語訳は)翔泳社)という本に出ている「ビジネスモデルキャンバス」は事業の全体像を簡易にまとめるためのツールになります。

内容としては、ビジネスを考える上で重要な以下の項目を、1枚のシートに、それぞれのつながりを持ってまとめることで整理していくというものです。

○ 価値提案: 顧客にどのような価値を提供するのか?
○ 顧客セグメント: 最も重要な顧客は誰か?
○ チャネル: どのようなチャネルを通じて顧客にリーチしたいか?
○ 顧客との関係: 顧客とどのような関係を構築、維持したいか?
○ 収益の流れ: 顧客はどのようにお金を払うのか?
○ 経営資源: 価値を提供するのに必要な経営資源(物的・人的)は何か?
○ 主要活動:  価値を提供するのに必要な活動は何か?
○ パートナー: 主要なパートナーは誰か? サプライヤーは?
○ コスト構造: 特有のコスト、重要なコストは何か?

 

また、「リーンスタートアップ」(日本語訳は日経BP社)という本は、ビジネスプランを作る際に、詳細で完成度の高いプランを作るのでなく、簡易なプランを作り実用最小限の製品を市場に投入しながら、「構築-計測-学習」のループを継続的に回して事業を改善すべきとの方法論を示しており、世界中の起業家に読まれているベストセラーとなっています。このような本も参考としながらビジネスプランを整理・検討するのも一案かと思います。

信用保証協会の債務保証制度

起業家が銀行で融資を受けようとする際に大きなハードルとなるのが担保です。新しく事業を始める起業家にとって、返済が出来なくなったときの債務の引当てとして担保(物的・人的)を金融機関へ提供することは困難です。そこで、公的機関である信用保証協会が債務保証をして、起業家が銀行の融資を受けやすくする制度が創業関連保証・創業等関連保証です。信用保証協会は、都道府県及び一部の市に本店と支店があり、2013年度は創業関連保証等で12,618件、602億円の保証をしています。その制度は次ページのようになっています。

次ページ信用保証協会の保証制度とは?
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