思いがけぬ出会いも「ロンドンバス」最高の乗り方 海外渡航歴の長い筆者のオススメとは?
ロンドンバスは、単に移動に便利というだけではない。観光目的に利用するのも大いにオススメだ。
ということで、ここからは、僕のロンドンバスの使い方をご紹介する。
昔ながらのアナログ手法としては、「ロンドンバス案内図」で行き先を探し、路線を探すということになる。しかし今は、Google Mapを始め、いろいろな道案内アプリがあるので、使いやすそうなものを選んで携帯に入れておけばいい。
最近、ロンドンで泊まるのはピカデリー・サーカス直近のホテル。直近というか、ホテルを出ればそこがピカデリー・サーカスという立地だ。
ロンドンの中心地とも言える場所であり、地下鉄もバスも使いやすい。どこへでも簡単に行けるアクセスの良さはピカイチ。徒歩圏内にも楽しいところがあれこれある。
急速に進化したナビゲーションアプリ
行き先さえはっきりわかっていれば、携帯に入れた道案内系や乗換案内系アプリで検索するだけのこと。
ロンドンやニューヨークや東京といった大都市なら、きめ細かな案内をしてくれる専用アプリがある。通信機器とその使用環境、ナビゲーションアプリの急速な進化で、かつては想像すらできなかったほど旅は楽になった。
12~13年ほど前までは、ナビゲーションアプリでいろいろひどい目に遭った。中でもいちばんひどかったのはローマでのこと。横道にそれるが、ことの顛末をご紹介しておこう。
その時のローマには仕事で行った。そこで半日だけ自由時間がとれたので、ひとりでローマ散策にでかけることに。まずはタクシーでコルソ通り(有名な繁華街)に向かった。
ウィンドショッピングを楽しみ、カフェで寛いで……素晴らしい時間が過ぎていった。「ローマの休日!?」は文句なしだった。
これで、帰りもタクシーで帰ればハッピーな1日が終わったのだが、別の帰り方を選んでひどい目に遭うことに……。ナビゲーションアプリを頼りに歩いて帰ることにしたのだ。
ホテルまでの距離は5~6キロ程度だったと思う。いろいろ楽しみながらゆっくり歩いても2時間ほどあればホテルに着く計算だった。