ヤクルト高津臣吾監督「去年と違う」強気な理由 今年は心の底から燃えるゲームが続いている

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混戦のセ・リーグのカギを握る東京ヤクルトスワローズ。高津臣吾1軍監督が熱い思いを語ります(写真:アルファポリス編集部)
2020シーズンは未曽有の事態に見舞われるなかで、リーグ最下位という悔しい結果に沈んだ東京ヤクルトスワローズ。今季は心機一転、投手陣の補強を最優先に掲げ、再起を誓う。
昨シーズンを踏まえ、「今年はさらに厳しくいく」と宣言する2年目の高津監督は、新戦力が加わった新たなスワローズをどのように変革し、リーグ制覇を目指していくのか。
エンターテイメントコンテンツのポータルサイト「アルファポリス」では、今年もインタビュアーに長谷川晶一氏を迎え、連載企画「高津流燕マネジメント」を掲載。高津監督の組織論から、マネジメント術、若手育成術まで余すところなくお届けする。
本稿はアルファポリスビジネス編集部とのコラボにより一部を紹介する。

 

――阪神タイガース、読売ジャイアンツとの激しい首位争いが続いています。残り30試合を切った今、ここまでの現状をどのように見ていますか?

高津 チームとしても、選手個人としても、すごく成長を感じながら過ごしているというのが、率直な心境ですね。高校野球でも、当初はあまり評価されていなかったチームが、トーナメントを勝ち上がっていくにつれて、どんどん強くなっていく。そんな感じです。……まだシーズン中なんで、あんまりほめすぎるのもよくないけど、いろいろな面で成長を感じながら、毎日を過ごしています。

アルファポリスビジネス(運営:アルファポリス)の提供記事です

――現在は10連戦の真っただ中です。10月はずっと6連戦が続きます。肉体的、精神的疲労も、これからピークに達することが予想されます。

高津 チームのムードは去年とは全然違います。それはもちろん勝っているから、今、この位置にいるからというところがとても大きいです。心の中は燃えていますから、その点は今のところは気にしていません。自分たちは意識していなかったけど、去年は心の奥底から熱くなれなかったゲームもあるかもしれない。でも、今年は心の底から燃えるゲームが続いています。その点は大きな違いです。

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