「水ETF」投資がやたら注目されるようになった訳 気候変動の影響が反映され次代の投資テーマに
アメリカの投資運用会社「インベスコ」が運用する上場投資信託で、2007年6月13日上場。現在の価格は42.35ドル(2021年9月18日終値)。ここ数日、利益確定売りなどに押されてやや価格を下げているものの、最高値の価格ゾーンに位置している。
水関連の株式指数「NASDAQ・OMX グローバル・ウォーター・インデックス」に連動する投資成果を目指しており、総資産の90%以上を株式や配当収益を目指して投資している。具体的には、工業用水の節約や浄化のための商品を製造する企業に投資している。SBI証券、マネックス証券、楽天証券などのアメリカ株口座を開設することで投資ができる。
純資産総額は、2021年8月末現在で326億8900万ドル。すでに運用開始から14年が経過しているものの、ここに来て急に注目され始めたETFの1つだ。株価の騰落率を見ると、この1年では34.43%(9月18日現在)、年初来でも21.60%(同)となっており、S&P500やダウ平均よりも高いパフォーマンスを出している。
ロンドン証券取引所に上場するETFも
イギリスのロンドン証券取引所に上場されているETFで、運用会社は「ブラックロック・アセット・マネジメント・アイルランド」。世界の水関連の事業を行う大手企業に分散投資を行い、ベンチマークの「S&Pグローバル・ウォーター50指数」と同程度の投資成果を目指している。組み入れ銘柄は、指数を構成している50銘柄でおおむね構成されており、2007年3月16日に設定されている。
ロンドン証券取引所に上場しているため、日本から直接投資できる証券会社や金融機関に限定される。こちらも運用実績はこの1年で44.75% (2021年7月21日現在)、急速に価格が上昇していることがわかる。株価は、9月22日終値で58.50ユーロ。
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