ギャンブルで絶対負けない「意外な人たち」の正体 プロギャンブラーも決して勝てない相手とは?
――でも、ギャンブルに控除率があるなら、それは投資でも同じことではないですか? 金融商品を買うときに、手数料とかかかりますよね。
渡邊:いいところに注目しましたね、その通りです。金融商品を買うときも、もちろん手数料が必要です。そういう意味では、投資にも控除率はあります。しかし、ギャンブルと投資とでは、控除率が圧倒的に違うんですよ。金融商品を買うときの手数料って、どのくらいだと思いますか?
――うーん……5%くらいですかね?
渡邊:そんなに高くありません。金融商品の種類によっても異なりますが、投資の手数料は高くても1〜3%程度です。安いものになると0.1%くらいの商品もあります。
――ギャンブルの控除率が5〜25%なのに、投資はかなり安いんですね!
「手数料=悪いもの」ではない
渡邊:私は、手数料を取ることや利益を確保すること自体は、悪いことではないと思っています。どんなビジネスでも、営利企業である以上は、利益を出さないと事業を継続できませんからね。実際に、ギャンブルや投資以外でも、製造業や飲食業など、さまざまな業界でサービスを提供している企業は、しっかりと自社の利益を確保しています。
――利益がなければ、いろんな会社が潰れてしまいますからね。
渡邊:その通りです。でも、必要以上に高い手数料を払い続けていたら、今度はお客さん自身が儲からなくなってしまいます。お客様から手数料をいただくことで、安定したサービスを提供できる一方、その料金が適切かを見極める必要があるのです。
――投資とギャンブルの違いは、控除率の違いにあることがよくわかりました。
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