ギャンブルで絶対負けない「意外な人たち」の正体 プロギャンブラーも決して勝てない相手とは?

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――でも、ギャンブルに控除率があるなら、それは投資でも同じことではないですか? 金融商品を買うときに、手数料とかかかりますよね。

渡邊:いいところに注目しましたね、その通りです。金融商品を買うときも、もちろん手数料が必要です。そういう意味では、投資にも控除率はあります。しかし、ギャンブルと投資とでは、控除率が圧倒的に違うんですよ。金融商品を買うときの手数料って、どのくらいだと思いますか?

――うーん……5%くらいですかね?

渡邊:そんなに高くありません。金融商品の種類によっても異なりますが、投資の手数料は高くても1〜3%程度です。安いものになると0.1%くらいの商品もあります。

――ギャンブルの控除率が5〜25%なのに、投資はかなり安いんですね!

「手数料=悪いもの」ではない

渡邊:私は、手数料を取ることや利益を確保すること自体は、悪いことではないと思っています。どんなビジネスでも、営利企業である以上は、利益を出さないと事業を継続できませんからね。実際に、ギャンブルや投資以外でも、製造業や飲食業など、さまざまな業界でサービスを提供している企業は、しっかりと自社の利益を確保しています。

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――利益がなければ、いろんな会社が潰れてしまいますからね。

渡邊:その通りです。でも、必要以上に高い手数料を払い続けていたら、今度はお客さん自身が儲からなくなってしまいます。お客様から手数料をいただくことで、安定したサービスを提供できる一方、その料金が適切かを見極める必要があるのです。

――投資とギャンブルの違いは、控除率の違いにあることがよくわかりました。

渡邊 一慶 ファイナンシャル・プランナー

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わたなべ かずよし / Kazuyoshi Watanabe

株式会社マネージュ代表取締役社長、ファイナンシャル・プランナー、マネー教育アドバイザー。1983年、愛知県生まれ。関西外国語大学を卒業後、三菱UFJ証券に入社。アメリカのシティバンク銀行からヘッドハンティングされて転職。その後、プライベートバンク世界最大手・スイスのUBS銀行へ転職を決断。クライアントアドバイザーとして、金融資産2億円以上の富裕層顧客の資産管理を担当。2016年に独立して現職。日本では珍しいマネー教育に特化したファイナンシャル・プランナーとして活動。

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