社員が幸せになれば、業績はついてくる!

ザッポスCEOが追求する「幸せの神髄」

今度はラスベガスを変える!

トニー・シェイは、台湾出身の両親の下にアメリカで生まれ育った。すでに大学生の頃には、学生寮でピザ販売を手掛けるほどの商売心を発揮していた。卒業後は、大手IT企業に就職したものの、数カ月しかもたなかった。

その後、友人と一緒に起業したリンクエクスチェンジがマイクロソフトに買収され、そこで手にした大きな資金を元手に、投資家に転身。投資先のザッポスのCEOに就任してからは、同社の急速な成長を支えてきた。

シェイは現在、ザッポスが拠点とするラスベガスのダウンタウンを、新しい町に造り替えるための開発に乗り出している。ラスベガスと言えば、カジノとリゾートホテルしかない町だが、それをテクノロジー関連のスタートアップが集まるイノベーション精神にあふれる場所にしようというのだ。

「シリコンバレーの企業は、アメニティもすごいけれども、そういう内向きでないキャンパスを作りたい」とシェイは説明している。「ライフ&ワークのバランスなんて、ワークが面白くないから取りざたされること。けれども、ここではライフとワークがひとつになって、それがライフになるようにしたい」と言う。

ザッポスは、オンラインストアではなくサービス会社であるととらえるシェイは、いずれ同社がホテル業や航空業に進出してもおかしくないと考えているらしい。
ハッピネスという、古くて、けれども最も複雑な課題に取り組むシェイのチャレンジには、決して終着点がない。

 

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