マスク時代の「口臭予防」今すぐ実践したい4項 歯科医監修、「毎日の歯磨きがいちばん大切」
長引くマスク生活で「私、口臭いかも・・・」と感じたら、即、実践!簡単だけれど口臭予防に役立つ4つの方法を、歯科医に聞きました。
マスクによる口臭対策、できることは?
マスク生活による口臭悩みを解消するために今すぐできることを、「こどもと女性の歯科クリニック」院長岡井有子先生に教えていただきます。
1:歯磨きをしっかり行う
「基本的なことですが、毎日の歯磨きがいちばん大切です。鏡を見ながら磨き残しが内容、丁ねいに磨いてください。お子さんの口臭ケアにも、大人と同様歯磨きがとても重要。自分で歯磨きができる年齢のお子さんでも、小学4、5年生くらいまでは仕上げ磨きをしてあげてください」(岡井先生)
2:鼻呼吸を意識する
「マスクの息苦しさから、無意識に口呼吸をしている人が増えています。口呼吸を続けると口内が乾いたり唾液の分泌量が減り、虫歯や歯周病の原因菌が繁殖しやすくなってしまいます。これが口臭の原因にも繋がるので、マスクのときこそ鼻呼吸を意識しましょう。入浴時などに鼻呼吸の練習(湯船の中でお口に手を当てて、お鼻で息をする)をするのもおすすめですよ」(岡井先生)
3:舌を正しい位置(スポット)につける
「きちんと鼻呼吸ができるている方は、舌も正しい位置についているのですが、口呼吸になりがちな方は、正しい舌の位置を思い出しましょう。当院では矯正治療のお子様に正しい舌の位置を指導します。すると、お母様が『あれ? 私の舌はそこにありません』ということもしばしば。大人の方でも正しい舌位でないことがあります。正しい舌の位置は、前歯の裏から5ミリほど喉の方に移動した上顎の粘膜。この位置をスポットと言います。このスポットに舌がついているか、一日何回も確認しましょう」(岡井先生)
4:お口のマッサージ(唾液腺マッサージ)
「唾液に含まれる抗菌物質にはお口の中の細菌を取り除く役目もあるため、唾液は口臭ケアにとっても重要。また、マッサージをすることで唾液が出やすくなります。そこで、唾液の分泌を促すために、唾液腺を刺激する「お口のマッサージ」を習慣づけましょう」(岡井先生)