パパも息子もママの言葉が命令に聞こえる理由 思い込みや既成概念にとらわれないことが大切

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仕事モードのまま家庭の問題を解決しようとしたら家庭内衝突に……。寄り添いながらお互い向上していく方法を考えます(写真:Domani編集部)
男性としての役割を意識するあまり、また「仕事づけ」を長く続けてきたばかりに、それが家庭内衝突につながってしまった経験、どこにでもありますよね。寄り添いながらお互い向上していく方法を考えます。

「話が通じない」の根底にあった固定概念って?

ふだん何気なく観ているアニメや漫画ですが、善と悪、敵と味方がとてもはっきりしているほど、面白いもの。支配する側・される側が明確なのも、ヒット漫画(特に男の子向けのストーリーでは)に多いような気がします。

当記事は、Domani(ドマーニ)公式ウェブサイトの提供記事です

もちろん現実世界のコミュニケーションは、そんなふうに明確に線引きできるものばかりではなく、あるときは敵と味方が入れ替わったり、また必要に応じて折り合いをつけながら、お互いの意図をくみとって歩み寄っていくことが多いのではないでしょうか……。

かつて夫に何か頼もうとしたとき、「命令しないで」と言われることがありました。もちろん、私には命令や支配をしようという気なんてまったくありません。確かに、子どものことで手いっぱいになり、頼みごとも矢継ぎ早になってしまったりしますが、そう言われると、驚くものです。

また、少し反抗的な態度をとる長男に注意をしたときも、「命令されたくない」と言われ、同じように驚きました。私としては、何か不満や言いたいことがあれば、ちゃんと伝えてほしいといつも話しているし、話し合いもしてきているほうだと思います。どうして簡単に「支配する・される」という構図を頭のなかで描いてしまうのか、話が通じないのか。もやもやと考えてしまうことも、たびたび……。

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