マスク時代の「口臭予防」今すぐ実践したい4項 歯科医監修、「毎日の歯磨きがいちばん大切」
――自宅でできる簡単な唾液腺マッサージ
1:親指以外の4本の指を頬にあて、上に奥歯あたりを後ろから前に向かって回す。(約10回)
2:親指を顎の骨の内側の柔らかい部分にあて、耳の下から顎の下まで指をずらしながら押していく。(約5回)
3:両手の親指をそろえて、顎の真下から舌を押し上げるようにグッと押す。(約10回)
「最初は痛みを感じるかもしれませんが、数回続けるうちに痛みは軽減していきます」(岡井先生)
ほかにもある、気になる口臭ケア
――口臭を強くする!? 逆にやらない方がいいことは?
「意外に思われるかもしれませんが、頻回に水分補給をすると自分の唾液が出にくくなり、虫歯のリスクが上がります。口内に菌が増殖すると口臭にも繋がるので、必要以上の水分補給は避けたほうがよいでしょう」(岡井先生)
――口臭ケアとして役立つものは?
「口臭が気になるときは、飲むお水をミント水に変えてみるのもひとつの手です。清涼感を得られ、 口臭ケアに役立ちます。また、細菌を殺菌してくれる、ポイックウォーター(歯科用次亜塩素酸水)でうがいをするのもおすすめです。ガムを噛むことも唾液の分泌を促し、口臭を抑えてくれますよ」(岡井先生)
鼻呼吸やお口のマッサージなど、歯磨き意外にも自宅でできることがあるので、ぜひ今日から実践してみてください!
(文:keiko kido)
京都市内の産婦人科で看護師として勤務後、歯科の道へ。当初は摂食嚥下治療に携わりたいと思っていたが、医療を学ぶ中で治療が必要な状態にならないための「予防」の大切さを改めて認識。看護師時代、産婦人科で働いていた経験を生かせることもあり、こどもと女性のためのクリニックを開院。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら