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高市政権発足後に急上昇し、3月中旬時点で2.2%台で推移している長期金利(10年物国債利回り)。2026年末はどこに着地するのか。債券ストラテジスト6人に尋ねた。
1.7〜2.55%と、予測を分けたのは今後の経済情勢と日銀の利上げについての見通しの違いだ。
長期金利を決める要因の1つは短期金利の市場予想。10年にわたる投資商品の金利は、短期の投資を10年続ける際の平均リターンが参考にされる。
日銀の利上げはどこまで?
短期金利の起点となる無担保コール翌日物金利は、日銀が誘導目標を設定し、上げ下げすることで金融環境を調整している。日銀は2%のインフレ目標が実現する経済情勢が見込まれれば、政策金利を0.75%からさらに引き上げる方針だ。
26年末の長期金利について最も低い1.7%を予測する丹治倫敦氏は、「経済全体の所得の伸びは不十分で、インフレ率は2%を割り込む状態が続き、日銀は早期に利上げを停止し、長期金利も低下する」とみる。
一方、現状とほぼ同水準の2.25%を予測する木村龍太郎氏は、「海外発の景気減速圧力が徐々に強まり、来年以降の利上げ打ち止め観測が広がる」とみる。
足元より高い2.4〜2.55%を予測した4人は、いずれも緩やかな物価・賃金の上昇と、緩やかな日銀の利上げを想定する。長谷川直也氏は、生鮮食品を除くコアインフレ率が「26年前半に一時的に2%を割り込むが、その後は2%程度で安定」するとみる。






















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