82歳現役医師、フットワークの軽さを支えるのは「丈夫な足腰」《骨密度低下に「待った!」をかける2つのポイント》

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菅沼 安嬉子さん
82歳で現役内科医の菅沼安嬉子さん(写真:『80歳、これからが人生本番』より)
82歳にして現役で診療に立つ内科医・菅沼安嬉子さん。菅沼さんは、80代で心も体も元気でいられるためには、50代からの準備が必要だといいます。
では50代、60代、70代、そして80代をどう過ごせばいいのでしょうか。菅沼さんの著書『80歳、これからが人生本番』から一部を抜粋し、“一生輝く生き方のコツ”のエッセンスをご紹介します。

【あわせて読む】82歳現役内科医が教える50代・60代・70代そして80代の過ごし方、「これからが人生本番」力強さの源はどこから

アフター更年期の体質変化にご注意を

更年期を切り抜け、やれやれと思っている方。さぁ、第二の青春の始まりです。

菅沼医師
筋力を落とさないよう、アイロンを持って腕の上げ下げ。日常生活の中で身の回りのものを活用しながら、気軽に続けられる運動を取り入れている(写真:『80歳、これからが人生本番』より)

でも、ちょっとだけご注意を。女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンがありますが、特に健康と大きくかかわるのがエストロゲンです。

エストロゲンには、体を守るための働きがたくさんあります。そのため閉経を迎えてエストロゲンが低下すると、次のような長期的弊害が出やすくなるのです。

1 コレステロール値が上がる

エストロゲンにはコレステロール値を適正に保つ働きがあるため、低下すると、血液中のコレステロールや中性脂肪が多くなりがちです。その状態が続くと、血管壁に余分な脂肪がたまり、動脈硬化が起こりやすくなります。

2 骨粗鬆症のリスクが高まる

骨は、生成と破壊を繰り返し、代謝が行われています。骨組織の中では、「骨芽(こつが)細胞」が骨の形成を、「破骨(はこつ)細胞」が骨の吸収を担っており、絶妙なバランスを保っています。エストロゲンには破骨細胞の活動を抑制する働きがあるため、閉経によってエストロゲンが低下すると、破骨細胞が亢進(こうしん)し、骨密度が下がります。

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