モードとエロスと資本 中野香織著

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
モードとエロスと資本 中野香織著

本来、モードを牽引してきたのは、宮廷に仕える女性の気をひくために開発されたドレスや宝飾品などの贅沢品だった。そして、それらを扱う商人が台頭することによって大資本が形成されていったのが、ファッション界の歴史だという。

ところが、世界的な不況を迎えた現在、服を売るための過大な「恋愛幻想」は薄まり、多様な価値観を生み出しているというのが本書のキモ。たとえば、エコを売りにするブランド。ユニセックス化する男性服。ファスト・ファッションと手を組む一流デザイナー。マンガのキャラクターを模したモードの出現など。

ファッションから見た社会の変化を、服飾史家の著者がつぶさに分析する。

集英社新書 714円

  

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事