モードとエロスと資本 中野香織著

モードとエロスと資本 中野香織著

本来、モードを牽引してきたのは、宮廷に仕える女性の気をひくために開発されたドレスや宝飾品などの贅沢品だった。そして、それらを扱う商人が台頭することによって大資本が形成されていったのが、ファッション界の歴史だという。

ところが、世界的な不況を迎えた現在、服を売るための過大な「恋愛幻想」は薄まり、多様な価値観を生み出しているというのが本書のキモ。たとえば、エコを売りにするブランド。ユニセックス化する男性服。ファスト・ファッションと手を組む一流デザイナー。マンガのキャラクターを模したモードの出現など。

ファッションから見た社会の変化を、服飾史家の著者がつぶさに分析する。

集英社新書 714円

  

ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 就職四季報プラスワン
  • はじまりの食卓
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
  • 逆境からの人々
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
進化し成長するクラウド市場<br>アメリカ3強が争う世界覇権

米国の巨人企業たちが今、しのぎを削るのがクラウド事業だ。先行したアマゾン ウェブ サービス(AWS)が過半のシェアを握るが、マイクロソフト、グーグルの猛追ぶりはすさまじい。導入が進む日本企業のクラウド活用事例も多数紹介。