命のSOS「学校に行きたくない」が持つ大きな意味 「不登校新聞」が緊急アピールする理由

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「学校へ行きたくない」という思いで苦しんでいる子どものなかには「死にたい」と考える子どももすくなくありません。その多くは「死にたいと考えてしまうほど追いつめられていてつらいんだ」ということをわかってほしい、という思いを抱えています。

緊急アピールに向けたお願い

弊紙の創刊理由の1つは、学校が苦しくて自ら命を絶ったと思われる中学生の自殺です。子どもの命にとって、ただでさえハイリスクな夏のこの時期、依然続くコロナ禍の影響も勘案すると、強い危機感をおぼえるにいたり、緊急アピールを発信することにしました。子どもと関わるすべての大人に向けて、TALKの原則に沿った対応をお願いします。

TALKの原則とは
Tell/言葉に出して心配していることを伝える。Ask/死にたいという気持ちについて、率直に尋ねる。Listen/絶望的な気持ちを傾聴する。Keep safe/安全を確保する。(文科省『教師が知っておきたい「子どもの自殺予防」』より抜粋)。

■緊急アピール

◎「学校へ行きたくない」という訴えは命に関わるSOSです。

◎命を守るために「行きたくない」という訴えを見逃さないでください。

◎より多くの命を守るため『TALKの原則』に沿った対応をお願いします。

2021年8月19日
NPO法人全国不登校新聞社

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日本で唯一の不登校専門紙です。不登校新聞の特徴は、不登校・ひきこもり本人の声が充実していることです。これまで1000人以上の、不登校・ひきこもりの当事者・経験者が登場しました。

また、不登校、いじめ、ひきこもりに関するニュース、学校外の居場所情報、相談先となる親の会情報、識者・文化人のインタビューなども掲載されています。紙面はすべて「親はどう支えればいいの?」という疑問点から出発していると言えます。

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