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コロナで「売れた」「売れなくなった」商品トップ30 最新版!感染が長期化する中で伸びたのは?

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  • 伊藤 歩 金融ジャーナリスト
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最後に玩具メーカー菓子について、インテージが通常のカテゴリー別の販売動向に加え、このたび興味深い数値を公表したので紹介しておきたい。

玩具メーカー菓子は、アニメ『鬼滅の刃』や『呪術廻戦』の大ヒット効果に加え、それ以外のキャラクター商品の寄与もあって、目下のところ絶好調。直近の6月21日週でも前年比221.3%で総合2位。2年前比でも277.2%と、一貫して高い水準が続いている。

インテージが玩具メーカー菓子にカテゴライズしているのは、玩具メーカーが販売元になっている、おもちゃ付きの菓子のみだ。ブルボンのプチシリーズやベビースターなど、通常とは異なるパッケージで販売するコラボ菓子は、玩具メーカー菓子ではない。

つまり、玩具メーカー菓子だけでこれだけ伸びており、コラボ菓子もそれぞれのカテゴリーの牽引役になっている。

玩具メーカー菓子を買っている層は?

それではいったい誰が買って伸びたのか。今回インテージが公表したのは、性別、年代、それに子どもの有無別に、半年単位で購入金額を集計したデータだ。あくまでインテージが調査対象にしている約6000店舗での集計結果なので、世の中全体の合計ではない。

2019年の上半期、2020年の上半期、2021年の上半期の結果を男女別、年代別、子どもの有無別でグラフ化してみた。

2019年上半期に37億3300万円だった購入総額は、2021年上半期には81億8300万円へと、44億5000万円増えた。

このうち、最も増加額が大きかったのは30歳~49歳の子育て世代の女性で、増加額は12億9200万円。次が同じ子育て世代の男性で、増加額は8億3600万円。この結果自体は極めて順当なのだが、注目してほしいのは30~49歳の子どものいない男性の数値である。

2019年上半期から2021年上半期の間の伸びはわずか1億9200万円でしかないのだが、実はこの層、コロナ前までは同世代の子どものいる女性とほぼ同じ額だった。つまり玩具メーカー菓子のヘビーユーザー層なのだ。50歳代以上の動向とは対照的だ。

15~29歳の女性も同世代の男性に近い水準まで増えてきている。この調査では誰のために買ったかまでは集計されていない。男性も女性も、子育て世代ではあっても、子どものために買っている人ばかりではないのかもしれない。

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