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メダル噛み「お騒がせ市長」がなぜか当選続ける訳 トランプ前大統領も駆使した4つのテクニック

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  • 岡本 純子 コミュニケーション戦略研究家・コミュ力伝道師
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こうした手法はすべて、トランプ前大統領も縦横無尽に駆使してきたものですが、イギリスのボリス・ジョンソン首相もそうした言説を得意としてきたことで知られています。

ゆえに、2人とも「buffoon」(道化、トリックスター)と呼ばれてきました。河村氏も、スケールはだいぶ違いますが、その系統を引いていると言えるかもしれません。

「耳障りのいいこと」を聞かせる政治家に対しては、「耳が痛い」不都合な真実を語り続ける政治家はなかなか勝ち目がない、という悲しい現実があり、「ポピュリスト」はそういった意味で、かなりの魔力を持った存在なわけですが、一方で「大きな弱み」も持っています。それは、「人気者」になるために自分を見失いがちであるということです。

トランプ氏は支持者にすり寄るように、どんどんとその主張を先鋭化させていき、最後には選挙で敗北しました。今回の河村氏の行動の根底にあったのは、「笑かしたい」「面白いことやって注目集めたい」だったのでしょう。

トヨタも堪忍袋が切れ、引導を渡したと見えなくもない

映像を見ると、脊髄反射的に、マスクを下ろし、メダルにかじりついていますまさに「人気取り」としての面目躍如の瞬時の判断が致命的だったというわけです。その“宴会芸”がここまで炎上するとは彼も想定外だったかもしれません。

今回の行為については、後藤選手の所属するトヨタ自動車が「あるまじき行為」という異例のコメントを発表しています。

名古屋の生命線を握る企業として、いよいよ堪忍袋が切れ、引導を渡したと見えなくもありません。

ここまで、運よく、その政治生命を維持してきた河村氏ですが、気持ちのこもらない通り一遍の謝罪だけで許されるとは到底、思えません。

またしても「とんでもパフォーマンス」をやって起死回生を図るのか。恥を世界にさらした市長を果たして市民が許すのか。まさに正念場と言えるでしょう。

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