売れ筋アイスに「誕生40年超」のベテランが多い訳 ブランドへの安心感と絶えざる進化で人気を蓄積

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コンビニの店頭も、春夏向けと秋冬向けでは期間限定など商品構成が変わる(2020年5月と12月、筆者撮影)

2013年度「4330億円」→ 2020年度「5197億円」

アイスクリーム市場は、この7年で1.2倍に伸びて5000億円規模となった(日本アイスクリーム協会調べ。金額はメーカー出荷ベース)。

全国の小売店で気軽に買える家庭用アイスを中心とした数字だが、市場の好調さを支えるのは「一度は食べたことがある」人気ブランドだ。

人気の秘密には、次の理由が考えられる。

・手頃な価格と、どこでも買える利便性
・メーカー各社の創意工夫
・ブランドへの安心感とノスタルジー消費

前編「アイス好きな人にたまらない『最新売れ筋TOP13』」(7月30日配信)に続いて、主なブランドの横顔を紹介しながら考えたい。

13ブランドの過半数が「発売40年超」 

上位ブランドは、昭和・平成・令和と続くロングセラーが多い。業界の専門メディア「アイスクリームプレス」の最新売り上げランキングに、発売年を加えてみた。

13ブランドのうち、7ブランドが発売40年を超える。人間でいえば働き盛り。最年少は16年、最年長は58年とベテラン中心なことがわかる。

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