40過ぎのおばさん派遣社員、一発逆転したい 一発逆転の魔法はありません!

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私の知り合いの女性のパターンですが、正社員からキャリアをスタートし、キャリアチェンジで派遣社員として某有名企業の秘書となり、しばらくした後に派遣先で実績を認められて、現在は正社員、という方もいます。この方も短期の評価を気にしなかったパターンですね。

「40代」というのは、考え方にもよりますが、この先、20年程度はご自身のキャリアと向き合うことになると思いますので、短期的にすべきこと、中長期で成し遂げること、といった優先順位をつけるという戦略的思考で、ご自身のキャリアを切り開くというマインドをお持ちになり、物事を見られるとよいかと思われます。

魔法はない

繰り返しですが、その中で何かをすれば一発逆転、というマジックはありません。まずはご質問者様ご本人が、何を優先すべきか、そしてその中で何ができうるか、ご自身に足りないものは何か、そして世の中で求められている経験・スキルとは何か、といった整理をし、その中で方向性を見出すのが最初のステップかと思います。

キャリアにおいて、現在の自分を変えるということにおいては、どんな状況であっても根本にある志はあまり変わらないのかもしれません。それは、自分を信じる力であり、目先のことをおろそかにしないスタンスであり、また方向性を見極めたうえでの正しい努力、すなわち「地道な努力×世の中を見る緻密な計算」なのかと思います。

この先、決して短くないキャリアにおいて、ご質問者様が焦ることなく地道に、しかし着実にキャリアアップされることを心より応援しております。

 

※安井さんへの相談は、こちらまでお送りください。

安井 元康 『非学歴エリート』著者

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やすい もとやす / Motoyasu Yasui

MCJ社長兼最高執行責任者(COO)。アニメーションの企画・制作を手掛けるベンチャー企業を経て、MCJにて東証への上場を経験。その後、経営共創基盤にて戦略コンサルタントして9年間活躍し、2016年3月にMCJに復帰。著書に学歴コンプレックスに悩みながらも独自の方法でキャリアを切り開いてきた様子を描いた『非学歴エリート』(飛鳥新社)や、自分ならではの人生を生きる術を描いた『極端のすすめ』(草思社)等がある。

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