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若いリスナー急増「ラジオ復権」導いた3つの要素 人気パーソナリティの番組分析でわかったこと

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  • 永須 智之 編集者・ギャラクシー賞ラジオ部門委員
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ラジオの「文字起こし」だけでなく、音源そのものまで当たり前のようにネットで飛び交う世の中では、発言の責任はこれまでになく大きなものになっている。何気ないひと言が誰かを傷つけ、信頼を失うという点に関しては、送り手側がスタッフとともに常に意識していく必要があるだろう。

もちろん、トラブルは起きないにこしたことはない。しかし、ラジオはトラブルから回復するための「武器」にもなりうる、ということも、この番組は教えてくれた。

「公開説教」で信頼関係を取り戻した

発言の翌週から、番組で岡村は謝罪に徹し、そこに相方の矢部浩之も登場。放送内で女性蔑視問題だけでなく、今2人がいかにコンビとして問題のある状態かについて「公開説教」を行った。

岡村はその説教を真摯に受け入れ、その後コンビでのパーソナリティが再開するに至った。節度を見直し、リスナーとの失われかけた信頼関係を、同じ番組で取り戻すことに成功したのだ。これも、そこに「生の声」があったことが大きいだろう。

ラジオの力が見直されつつあるというニュースの一方で、ラジオを取り巻く環境が厳しくなっているという話も依然多い。国内のラジオ広告費は2020年までの12年間で3割減少した。2020年6月には、新潟県と愛知県の県域FMラジオ局が相次いで閉局したが、その大きな理由は、どちらも経営の悪化と報じられている。

しかしコロナ禍で、確実にラジオは新しい信頼を手に入れた。今後新しい生活様式とともに、ラジオはよりその存在意義を増していくのではないか。

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