小学生が自分から勉強をし始める「魔法の言葉」 「うちの子は勉強嫌い」という親に伝えたい

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

もしもあまりに少ない量を子どもが答えてきて、親としては「うちの子、もう少しできるかも?」と感じるのなら、「〇〇ならもっとできると思うから、もうちょっとだけやってみない?」と前向きに伝えて、親子で納得できる妥協点を探ってみてもいいと思います。

親としては「うちの子、漢字5つはいけるんじゃ……」と考えても、子どもが「1個がいい!」と主張するのなら、「漢字の書き取りは3つにする」といった具合にお互いに納得できるラインを探るのです。

でも基本的には、子どもが決めた量を尊重したほうがうまくいきますよ。

勉強の量を減らすことに不安を感じる親御さんもいるかと思います。親からしてみると「本当はもっと勉強してほしいんだけどなあ……」と内心思ってしまうかもしれません。

でも、今が「宿題すらなかなかやらない」「勉強しだすのに時間がかかる」という状況だとしたら、勉強のハードルは相当に低くしてあげたほうが得策です。具体的には、ゴールが見えやすいように短時間で終わる量まで減らし、心理的なハードルを下げてあげること。

 最初は極力少ない量から始めて、小さな勉強習慣が身につけば十分です。ミニマムな勉強量がずっと続くわけではありません。勉強を日々の習慣に無理なく組み込めれば、徐々に量を増やすこともできます。

小学生の学習場所はリビングがベスト

私は、小学生のうちはリビングで勉強することをおすすめしています。リビング学習のいちばんのメリットは「安心感」です。自分はひとりで勉強しているのではなく、誰かがそばにいてくれるという安心感は、勉強する際に大きな励みとなります。

子どもからすると、親がリビングで仕事をしていたり家事をしていたりして、多少雑音があっても、それがいつもの風景なら気にならないはずです。

私は正直、「子ども部屋って必要かな?」と考えています。大きくなったらプライベート空間は必要かもしれませんが、小学生のうちは、親の目が届くリビングがベストの学習場所だと考えています。

次ページ親が監視役になってしまうと×
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事