小学生が自分から勉強をし始める「魔法の言葉」 「うちの子は勉強嫌い」という親に伝えたい

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
夏休み、家にいるわが子が自分から勉強や夏休みの宿題をしだすために、親ができることとは? (写真:Venus/PIXTA)
夏休み、家にいるわが子に対して、毎日「勉強しなさい!」「宿題しなさい!」と口うるさく言うのは、大人だってイヤなものです。では、小学生の子が自分から勉強しだすために親ができることは? 新刊『小学生の子がどんどん勉強するようになる親のすごい声かけ』を上梓した、話題の教育系YouTuber葉一さんにアドバイスを聞いてみました。

「勉強=大変」のイメージを崩す

「なかなかやる気が出ない」「勉強に取りかかるまでに時間がかかる」。そんなタイプのお子さんは、頭の中で「勉強=大変」という考えが凝り固まってしまっているケースが多いです。

でも、大人の私たちだって、そうですよね。やっかいな仕事が降ってきて「終わるのにいったい何時間かかるのだろう……」というときには、ため息をつきたくなりませんか。なかなか腰が重くなって取りかかれませんよね。でも、ゴールの見える、10分くらいでサクッとこなせる仕事量なら、「ちゃっちゃと終わらせようか!」と軽い気持ちで取り組めるでしょう。

子どもだって同じです。やる気が出ないときには、「これならすぐ終わるからさっさと終わらせてしまおう!」と思える量まで減らすこと。

お子さんに 「どれくらいの量ならすぐに始められる?」と率直に聞いて、その子が無理なく取り組める量まで減らしてみてください。そうすることで、子どもの心理的なハードルはぐっと下がります。いやいや勉強しだすのではなく、ごく自然に取りかかれるように変わってくるはずです。

「では、うちの子にはどれくらいの量がベストなの?」と迷われる方も多いかと思います。

子どもにとってベストの勉強量は、子どもに決めさせるのがいちばんです。たとえば、

「毎日、漢字何個だったら覚えられそう?」

「計算の問題、いくつならやり切れる?」

とお子さんに聞いてみてください。

次ページわが子に適切な勉強量は?
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事