仕事で「みんなに好かれたい人」はあまりに厄介だ ひろゆき流「人間関係を楽にする」コツ

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「人に好かれたい」という思いが強い人は”大変”です(写真提供:朝日新聞出版)
舌鋒鋭い発言で知られ、時に“論破王”ともいわれるひろゆき氏。議論に強くなり、人間関係やコミュニケーションでストレスをためないためのコツを著書『論破力』から一部を抜粋・再構成して紹介します。

人に期待しなければ最強

おいらには「尊敬する人」というのがいません。むしろ、わりと人間を全般的に見下しています。

なので、他人に嫌われることがあまり気にならない。攻撃されても「そうですか、はい、はい」みたいな感じでいられるわけです。「人間に期待していない」と言ったほうがいいかもしれませんね。

万人が万人、おいらを好きなわけでもないし、おいらに興味があるわけでもないだろうというのがあるので、「嫌われたとしても当たり前だよね」というのが先にくるわけです。

もちろん自分が万能で自分以外は下というわけではなくて、客観的にそこまで敬意を払わなければならない存在というのが、そもそも世の中にはないだろうという気がしているのですよ。

人にはいい部分もあるし、能力的に優れている部分もあるけれども、「人間として完璧である」みたいなことはそもそも成立しないと思っています。能力値としてすごく優秀な人はいるけれども、万能な人間はいないだろう……と。

そもそも動物はそういうものでしょう。ボスやリーダーはいますが、それは強いからだったり餌をくれるからだったりで上下関係が決まるだけです。別に生き物としてリスペクトみたいなことでその「社会」はできあがっていないはずです。

相手が上で自分が下とか、あまりそういうふうに考える必要はないと思うのですが、人間はとかく「幻想」を抱きがちなのでしょうね。

たとえば、おいらがウシに生まれたら、たぶんほかのウシを尊敬することはなくて、それと同じでいいと思うのですよ。おいらがやや冷めた位置から人間を見ているせいかもしれませんがね。

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