前回東京五輪当時と現在の日本経済を比べると

GDP18倍、世帯収入10倍となるも高齢比率は5倍に

3日後に東京五輪の開会式が迫る日本経済は、高度成長期だった前回の1964年大会と比べ大きく変わった。名目国内総生産(GDP)は18倍の538.6兆円となり家計も豊かになる一方、高齢化や少子化が急速に進んでいる。

総務省統計局の発表によると、日経平均株価は1216.55円(12月末終値)から2万7444.17円(同)に上昇した。月額5万8217円だった2人以上の勤労者がいる世帯の収入は、57万9127円と10倍になった。

物価水準は4.45倍となり、中華そば1杯は10倍、映画観覧料は8倍になった。64年の五輪はカラーテレビ普及の大きなきっかけとなったが、大会当時は白黒テレビ(ブラウン管、16型)が5万5500円と高価なものだった。20年の液晶カラーテレビ(32V型)の価格は4万6504円で格段に手に入れやすくなった。

9718万人だった人口は1億2623万人に膨らんだものの、出生率は2.05から1.36に落ち込んでいる。平均寿命は男女ともに10歳以上伸び、65歳以上の高齢者の割合は6.2%から28.8%に増加。日本は先例のない超高齢化社会へと向かっている。

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著者:延広絵美

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