甘党の人ほど「イライラしやすい」科学的根拠 糖への依存度は「麻薬を超える」という衝撃事実

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スイーツの食べすぎにはご用心(写真:Arx0nt/iStock)
なぜ甘いものを食べると情緒が不安定になってしまうのか? テレビでも活躍する話題の医師・池谷敏郎氏の新刊『健診・人間ドックではわからない!かくれ高血糖が体を壊す』より一部抜粋・再構成してお届けします。

イライラしたときに甘いものを食べると、ほっとしませんか? あるいは、イライラすると甘いものを無性に食べたくなりませんか?

「はい」と答える人は多いと思いますが、「イライラすると甘いものを食べたくなる」のは、脳の研究からも明らかになっているそうです。

「だから甘いものを食べちゃうのは仕方ない」。そんなふうに自分で言い訳をしながら、しょっちゅう甘いものに手を伸ばす人がいますが、甘いものを食べることでストレスを緩和できるかは定かではありません。むしろ、イライラしたときに甘いものを食べると、後にさらなるイライラをつくります。

なぜ甘いものがイライラにつながるのか?

というのは、イライラは、自律神経のうちの交感神経が高まって闘争ホルモンのアドレナリンが出ている状態です。そういうときには血糖値も上がっているので、そこに甘いものを放り込むのは、火に油を注ぐようなもの。血糖値スパイクをつくりだす最悪の行為なのです。

しかも、血糖の変動は心を落ち着かなくさせます。イライラしているところに甘いものを食べて血糖値をさらに上げると、インスリンが大量に分泌されて、しばらくすると急激な血糖値の低下が起こる。その落差が、メンタルを不安定にして、さらなるイライラにつながるのです。

お腹が空くとイライラしたり機嫌が悪くなったりするというのは、誰もが思い当たることでしょう。これは正確に言えば、「お腹が空くから」ではなく「血糖値が急激に下がったから」なのです。

また、血糖値の落差は、イライラだけではなく、空腹感も生みます。食欲を生み出すのは血糖値だけではありませんが、血糖値という観点では、落差が空腹感を生み出すことがわかっています。

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