ワクチン接種「強制できないなら?」日本の歩む道

河野大臣「6割はいく」、橋下徹「政治は優先順位」

フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」に出演した河野太郎規制改革担当相(右)と番組レギュラーコメンテーターの橋下徹氏(写真:フジテレビ)
7月18日放送のフジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」に、新型コロナウイルスワクチンを担当する河野太郎規制改革担当相が出演した。河野大臣は、国民全体のワクチン接種率について、多くの国と同様、日本でも最終的には6割に達するとの見通しを示した。
一方、番組のレギュラーコメンテーターの橋下徹氏(元大阪市長)は、日本を守るために若者へのワクチン普及を進める必要があると指摘。河野大臣に対し、差別と指摘されることをおそれずにワクチンパスポートを導入し、フル活用するよう政治決断を求めた。
以下、番組内での主な発言。

ワクチン強制ができないなら「利益を見せて」

松山俊行キャスター:フランスはワクチンの事実上の義務化をかなり強く押し出しているが、それに対する抗議活動も起きている。

FNNプライムオンライン「日曜報道 THE PRIME」(運営:フジテレビ)の提供記事です

橋下徹氏:僕はワクチン普及が最重要ポイントだと思う。若者に対して、僕はずっと「半ば強制(接種を)」と言ってきたが、それは憲法上できない。日本の教育の結果、今の若者が自分の利益を第一に考えることは決して否定できない。

であれば、その利益を見せてワクチンを打たせる。これにはいろんな意見がある。ワクチンを打った人だけ、例えばスポーツ観戦できる、あるいは店に行って酒を堂々と飲めるようにする。

これに関しては、「差別につながる」という意見がある。しかし、「差別につながる」というきれい事の話よりも、やはり日本の国を守るために若者にワクチンを普及させること。利益と結びつけて、ある意味ニンジンをぶら下げて若者にワクチンを打たせることは、必要不可欠だと思う。

(写真:フジテレビ)

河野太郎規制改革相:どこの国も接種率が6割くらいで、だいたい横ばいになっている。日本も「ワクチン打ってください」と言って、そこまではいけると思う。そこから先をどうするのかという議論はしていく必要はある。

橋下徹氏:差別の話と、ワクチンを普及させる話と、両方実現できればいいが、政治は優先順位だ。どちらかを捨ててどちらかをとらなければいけない。僕は絶対ワクチンの普及率(を優先すべき)だと思う。差別ということを抜きにワクチンパスポートをフル活用してもらいたい。それを政治が決断してもらいたい。

FNNプライムオンライン「日曜報道 THE PRIME」 の関連記事
“緩い水際対策”...その背景にはフランス流の新型コロナとの付き合い方があった
「デルタ株」と「ワクチン接種」のスピード競争だ…若者接種拡大のためにポイントや割引などの施策検討
副反応の報告にも違いが… 「ワクチンパスポート」 7月26日から申請受け付け 海外渡航や国内利用に…私たちはどう受け止めるべき?
政治・経済の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 御社のオタクを紹介してください
  • 今見るべきネット配信番組
  • 近所で有名な「気になる夫」の生態
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
トレンドライブラリーAD
人気の動画
東芝、会社「3分割」に残る懸念
東芝、会社「3分割」に残る懸念
節約志向で「安い食品ばかり買う」人の重大盲点
節約志向で「安い食品ばかり買う」人の重大盲点
EVの切り札?夢の「全固体電池」は何がスゴいのか
EVの切り札?夢の「全固体電池」は何がスゴいのか
サイゼリヤが「深夜営業廃止」を決断した裏側
サイゼリヤが「深夜営業廃止」を決断した裏側
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
「非財務」で生きる会社、死ぬ<br>会社 企業価値の新常識

今や株価を決める最大の要因は「非財務情報」というのが世界の常識に。優れた開示を行えば企業価値の向上につながる一方で、開示が不十分だと株を売られるリスクも。企業価値の新常識をめぐる混乱とその対処法に迫りました。

東洋経済education×ICT