大谷翔平選手がアメリカ社会を癒やす「必然」 「二刀流」だけでなく最高の笑顔がもたらすもの

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競馬である。つくづく夏競馬は難しいのである。7月の最初の週末は福島競馬で大苦戦を強いられた。しかるにメインレースの七夕賞(G3)を、持ち回り連載執筆者の一人である山崎元氏がトーラスジェミニ(◎印=本命馬)→ロザムール(△印=4番手格で、勝てないまでも2・3着には来る可能性のある馬)でしっかり的中させている。

荒れそうな函館記念は、むしろ馬券の点数を絞って勝負

この週末は函館競馬で筆者も面目を施したいところだが、メインの函館記念(7月18日の第11レース、距離2000メートル、G3)がこれまた荒れるレースとして有名である。何しろ過去10年の1番人気が【1009】(1着になったことはわずか1回、残りの9回は4着以下)というくらいだ。

フェブラリーステークスの勝ち馬、カフェファラオが芝レースに参戦、ということで人気を集めている。こういう挑戦は面白いけど、馬券的には初戦は様子見であろう。

本命には、5歳馬になってから急成長を遂げているマイネルウィルトスを指名しよう。対抗にはバイオスパーク、穴にはトーセンスーリアを挙げておこう。

あと1頭、有力馬のウインイクシードが除外になったので、鞍上の横山武史騎手がジェットモーションの騎乗に横滑りとなった。こういうときって、意外と来るんだよな。大穴期待。

荒れそうなレースはつい買い目を広げたくなるけれども、むしろ点数を絞って勝負すべきである。夏競馬はそうであらねば、などとみずからに言い聞かせているところである。

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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