――共和党との交渉の過程で超党派合意を断念した場合、バイデン政権の中国政策は変化するのでしょうか。
ある程度は変化するだろう。しかし、あくまでこのダイナミクスの起点は、中国パワーという外部環境にある。
かつての関与政策では「中国は経済発展とともに民主化が進む」という希望があったが、実際には中国は大幅な国力増大とともに、むしろ専制主義を強め、少数民族への抑圧や南シナ海での軍事的示威活動を拡大させた。アメリカの2大政党が中国に対し懐疑的になったのはそのためだ。
今では中国が何をすれば、アメリカの懸念を緩和させることができるのかを想像するのは難しい。なるほど、中国は「南シナ海で譲歩して、そうした軍事的示威活動をやめます」というかもしれない。しかし、それが「世界最大の経済大国が全体主義になる」というアメリカ人の根本的な恐怖を変えるとは思えない。
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