有料会員登録 東洋経済オンラインとは
政治・経済・投資

バイデン政権「経済安全保障の時代」を読み解く 東大・佐橋亮准教授が語る米中対立の最新事情

11分で読める 有料会員限定
2/5 PAGES
3/5 PAGES
4月16日に行われた日米首脳会談では、伝統的な安全保障政策に加えて、経済安全保障が新たな柱として大きく取り上げられた(写真:ブルームバーグ)

こうした世界観をきっちり打ち出したうえで、3月以降、バイデン政権は日米と米韓の安全保障協議委員会(2+2)、アラスカ州での米中外交トップ会談、そして日米首脳会談をこなしてきた。日米首脳会談は、バイデン政権の対中外交の初動における総決算だったと思う。

――日米首脳会談からは何を読み解きましたか。

共同声明や付属文書を見ると、伝統的な安全保障とともに、経済安全保障が並び立ち、2本柱になった。これは今までになかったことだ。台湾や新疆ウイグル自治区の人権問題に触れたことも画期的だったが、経済安全保障はそれ以上に非常に長く細かく書かれている。安全な次世代通信網、サプライチェーンの再構築、研究における外国政府の影響排除、量子科学における協力などだ。経済安全保障が急速に日本政治のアジェンダになったのは当然だろう。

トランプ後は、アメリカが動けば欧州も動く

――欧州やASEAN(東南アジア諸国連合)はトランプ大統領時代にアメリカへの信頼を大きく低下させました。バイデン政権になってからは変化したのでしょうか。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

政治・経済・投資

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数

注目の特集・連載

オールドメディアの岐路 特集 記事