東京五輪「海外VIP招待」本当に減らす気はあるか 運営責任者「本当に必要なところに絞らないと」
以下、番組内での発言。
梅津弥英子キャスター:いわゆる海外からのVIPの数は減らせるのか。組織委員会によりますと、海外から日本に来るオリンピック関係者の数、大会延期前に予定されていた14万人1000人から、現時点では5万9000人にまで減っている。その内訳は「国際競技団体」「放送関係者」「プレス関係者」が減っている。そして「選手の友人・家族など」は2万1000人から0になっている。「そのほか」のゲストやスタッフ等も5万人以上減っている。一方で「各国・地域のオリンピック委員」が1万4800人、IOC役員・委員などの「オリンピックファミリー」3000人。ここの数字が延期前のままになっていると。
削減した大会関係者の内訳が説明不足であった
組織委MOCチーフ 中村英正氏:ここは、ちょっと説明不足なところがありまして、1つは2万1000人を0にしたというのは、どこに入るかと言うと、下の2つNOC(各国・地域の五輪委員)、IOC(オリンピックファミリー)のところに入ってくる数字です。本当は下の中に含まれる数字で、その分を丸々落としたっていうところをきちんと説明すべきだったと思っています。で、そのうえで残る五輪委員とオリンピックファミリー委員自身の例えば奥さま、あるいは旦那様を帯同するのは、これまでの習慣でしたけれども、そういうのはなくすということになっておりまして、ただ今、その人数を集計している。14.1万人から5.9万人(に削減したこと)を5月21日に出させていただいたが、これで終わり、ということではない。
これから1カ月ごとに、例えば大会の1カ月前にこの数字をリニューしますし、大会の直前にリニューするということで、そういうことできちんと数字は出していきたいと思っています。したがってこの下(オリンピックファミリーや各国・地域の五輪委員)も減ります。
松山俊行キャスター:オリンピックファミリーといわれるIOCの理事・委員などが3000人から3000人で変わっていないということは、これから配偶者などが減って、数字としてはグッと減ってくるということですか?
組織委MOCチーフ 中村英正氏:そうですね、減ります。それをきちんとお示ししたいと思います。6月中に。