結婚したい人に「ライザップ的決意」が必要なワケ 「100日で結婚」を提唱する鎌田れいさんに聞く

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――仮交際中に「どうしても受け入れられない点」がわかって交際終了するのはお互いにとってよいことかもしれませんね。でも、「嫌ではないけれど結婚の決断はできない」という理由で結論を先延ばしにして、せっかくの縁を壊してしまうケースも少なくありません。どうすればいいのでしょうか。

お互いの気持ちを育てていくにはコミュニケーションを取るしかありません。比較的短時間に「詰める」必要があるので、私のところに入会面談をしに来た方には「仮交際のお相手とは毎日LINEかメールをしてください。最低でも週に1回、できれば2回は会いましょう」とお伝えしています。男女ともに「動ける人」が結婚できるからです。

結婚相談所に入ることで婚活をした気になって行動しない人は結婚できません。仕事が忙しい、生活でもいろいろある、などの言い訳はいくらでもできます。忙しい日常の中でもコミュニケーションのための時間を作り出し、自ら動かねばならないのです。

お見合い結婚にも恋愛感情は必要

――100日という短期集中ならばできそうですね。

大宮冬洋さん

はい。『100日で結婚』を執筆する際に、担当編集者の女性と「婚活のライザップを作ろう!」と話しました。方法とスケジュールを把握しながら、結婚への道筋を作っていく点で似ているからです。

ダイエットの場合は、成功後も食事制限など続けなければ体型を維持することはできません。でも、婚活は違います。結婚できたらこの期間ほどの努力はいりません(笑)。思いやりさえ忘れなければ、恋愛感情はなだらかな愛情に変わっていきます。

――個人が尊重される現代では、お見合い結婚にも恋愛感情は必要ですよね。

そのとおりです。そこを勘違いしている男性がときどきいます。社会的地位と年収が高ければ理想の相手と結婚できる、と思っているのです。

私の会員の中で、中高一貫の超進学校の出身者で有名国立大学を卒業した男性がいました。今まで多くのものを努力して手に入れてきたけれど、結婚だけができないという人です。最初は私に対してもちょっとケンカ腰でした。「どんな女性と会っても鎌田さんに言われたとおりにやってきました。毎日メールもしています。でも、うまくいきません」と。

よく聞いたら、彼は今まで女性を好きになったことはないけれど、相手が自分を好きになってくれたら本気スイッチを入れる、とのこと。それではダメですよね。私は「高みの見物をしているから誰からも好きになってもらえないのです。婚活成功のための動作をするだけでなく、女性の気持ちを手に入れないといけません。あなたは相手の気持ちがどこにあるのかを見ていません」と厳しめに指摘したら彼は変わってくれました。真剣交際できるお相手も見つかり、近日中に成婚退会をする予定です。

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