結婚したい人に「ライザップ的決意」が必要なワケ 「100日で結婚」を提唱する鎌田れいさんに聞く

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――だから生活圏を超えて婚活をする必要があるのですね。30代半ばを過ぎると、職場や友人関係の中では「相性」が合いそうな独身者が減っていますから。

何人かとお見合いをしていると、相性が合う人とは出会えます。会員さんからも「今日のお見合いはよかったです!」とうれしそうな報告を受けることがありますから。でも、複数の人とデートできる「仮交際」の段階から、結婚を視野に入れたお付き合いをする「真剣交際」へと進むことなく終了するケースも少なくありません。動物同士ではなく、人として好きになれないという結論にどちらかが至ったのです。

プロフィールだけでは見えない相性

――どういうことでしょうか。

鎌田れいさん

食事の仕方、他人に対する考え方、お金の使い方などが対話するうちに見えてきて「この人は違うな」と感じたのでしょう。それは仮交際をして何度か会ってみないとわかりません。

こんな事例があります。ある女性会員がお見合いして仮交際をしたのは、女性をちゃんとエスコートができるすてきな男性でした。でも、話しているうちに、特定の宗教団体を無茶苦茶にけなす人であることがわかったのです。彼女はその信者ではありませんでしたが、彼の極端な言い方に違和感を覚えて交際終了となりました。

特定の国や民族、職業などを激しくけなす人はときどきいますよね。そういうことはプロフィールでは見えないので、何度か会って確かめるしかありません。

もちろん、自分が受け入れられるならば問題ありません。例えば、デートの支払いは男性がスマートに済ませてくれないと嫌だという女性は少なくありません。でも、世の中にはきっちり割り勘で平気な女性もいます。そうした考え方が合う人同士が結ばれればいいのです。

お見合いも仮交際も、複数の人と会うことをお勧めしています。3人ぐらいを比較すれば、動物としても人としても自分にとって「嫌なところがない」相手が見えてくるでしょう。

次ページ結論を先延ばしにして縁を壊してしまうことを防ぐには
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